中能登町にある「雨の宮古墳公園」。この雨の宮古墳群は、眉丈山(標高188メートル)の山頂を中心に、4世紀の中頃から5世紀の初めにかけて造られた36基の古墳から成っています。だれでも自由に散策することができるこの場所は、能登地方最大級の古墳です。
入口すぐにある「雨の宮能登王墓の館」
雨の宮古墳の入口を入ってすぐの場所にある「雨の宮能登王墓の館」では、古墳の歴史などを学ぶことができます。まずはこちらを観覧して、基礎知識を学ぶと古墳探索をより楽しむことができます。
雨の宮古墳を探索
国指定の史跡である雨の宮古墳群は、前方後方墳の1号墳、前方後円墳の2号墳・を含め合計36基の古墳群です。現在は1号墳と2号墳のあたりは綺麗に整備されており、誰でも気軽に散策することができます。
最高所の通称雷ヶ峰に位置する1号墳は、墳丘長64メートルの前方後方墳です。
前方後方墳としては県内最大規模です。また墳丘は2段に築かれ、斜面は葺石で覆われています。
「雨の宮古墳公園」を探索【山道コース】
雨の宮古墳群の探索には2つの順路がありました。一つは「雨の宮能登王墓の館」の前を通過し、そのまま坂を登って行き、山道を進んでいくコースです。
道は綺麗に整備してありますが、歩きやすい靴で向かうことをオススメします。
途中にこのような道順を伝える看板もあるので、見逃さないように看板の順路に沿って進んでください。
このような案内看板があるので、その説明を見ながら進んでいけばどの古墳なのかを把握することができます。
そして続いて現れるのが前方後円墳の2号墳です。
2号墳の後円部墳部分からは、七尾を見下ろしながら楽しむことができます。深呼吸したくなるほど気持ちの良い景色です。
続いて1号墳に向かいます。
埋葬施設の位地や大きさを表しています。
1号墳には、このような階段がついていました。
「雨の宮古墳公園」を探索【池の横コース】
「雨の宮能登王墓の館」の横にある細い道を進んでいくと、こちらからは、階段が多いですが1号墳に近い場所にたどり着く道があります。
雨の宮能登王墓の館は冬季の期間休館となりますが、雨の宮古墳公園は年中いつでも散策することができます。ただし山道コースも池の横コースもどちらもかなり高低差や階段があり、距離もあるので、しっかりと歩く準備をしてから向かわれることをおすすめします。
施設名 | 雨の宮古墳公園 |
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住所 | 〒929-1604 石川県鹿島郡中能登町西馬場7部12番地 |
電話番号 | 0767-72-2202(雨の宮能登王墓の館 ※ただし冬季休業あり) |
営業時間 | 古墳群は自由に散策可能 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり ※無料 |
ホームページ | https://www.town.nakanoto.ishikawa.jp/ |