宝幢寺は、以前は真言宗で福昌院と言って石動山にありましたが、矢田の明星館末の時代を経て、法道上人の世に浄土宗に改宗しました。そして明徳2年岌誓上人が宝幢寺と改称したといわれています。
元禄年間に建立された本堂には、天井や柱、壁の絵は加賀の僧心岩苦心の作と伝えられています。
武将にまつわる多くの物語が残る寺
上杉謙信の七尾城攻めのとき、兵火を受けなかったために七尾方に降伏した上杉の武将を収容し、後日この寺で処刑されました。また、七尾城落城後に、長連龍が長家の再興を図った際、身を匿したなどの武将にまつわる多くの物語が今も多く残っています。
山門をくぐって左側にある「歯治し地蔵」
山門をくぐって左側すぐにある境内の地蔵尊は、歯治し地蔵と呼ばれており、箸と煎った大豆三粒を供えると効があるといわれています。
施設名 | 宝幢寺 (ほうどうじ) |
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住所 | 石川県七尾市小島町11 |
連絡先 | 0767-52-2796 |
拝観料 | 無料 |
ホームページ | http://www.houdouji.com/ |