目の前には青く広がる七尾湾を望む「穴水町歴史民俗資料館」。ここには、穴水町の歴史を学ぶことができるさまざまな資料が展示されています。
歴史的にも文化的にも貴重な資料がある「穴水町歴史民俗資料館」
穴水町は奥能登の玄関口で、古代より陸路と海路が交差する交通をするための要所となっています。その為穴水町では、さまざまな文化が生まれてきました。その歴史を調査・研究、そしてさまざまな歴史的にも文化的にも貴重な資料を収集し、保管している場所が「穴水町歴史民俗資料館」です。この施設は、昭和49年11月、国や県の補助を得て完成しました。
館内には、穴水町指定文化財である甲小寺遺跡出土品や、海中から浮上したといわれる「潮吹きの尉面」の能面などの展示があります。また石川県指定文化財の長家文書として、織田信長朱印状などを保管しています。このような信長文書10点以上を保管している施設は全国でも2か所しかないそうです。さらに、穴水町指定文化財として御朱采配もあります。
最後に、天正5年、長網連が穴水城奪回のために周囲した折、長家の馬幟にしたとされる穴水町指定文化財の「金そう印馬幟(きんそういんうまじるし)」もあります。
とても貴重な資料が多数展示されている「穴水町歴史民俗資料館」は、ぜひ穴水にいらした際には足を運んでほしい観光スポットのひとつです。
施設名 | 穴水町歴史民俗資料館 |
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住所 | 〒927-0027 石川県鳳珠郡穴水町字川島ラの197の15 |
電話番号 | 0768-52-2231 |
開館時間 | 10:00〜16:00 |
休館日 | 毎週月曜日・国民の祝日・年末年始 |
入館料 | 一般 100円 小・中・高校生 50円 団体30名様以上 半額 |
ホームページ | http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/kankou/ |
同敷地に建つ「長谷部神社」についてはこちら。